株式会社十八親和銀行

創業ストーリー

弊行は、長崎市に第十八国立銀行として創立された「十八銀行」と、長崎県平戸市に第九十九国立銀行として創業し、その後、設立された「親和銀行」との合併により誕生いたしました。ともに貨幣価値を安定させるために定められた国立銀行条例に基づき開設され、紙幣の発行等を業務とする民間の金融機関です。
まず、十八銀行についてですが、明治10年9月に永見伝三郎らによって第十八国立銀行が創設されました。長崎の有力商人の一人である松田源五郎が長崎の発展のため、近代的金融機関の実現を呼びかけ、前身である「永見松田商社」を創設。その後、合資から株式組織となり、「立誠会社」に改称。明治10年2月西南戦争が勃発し、金融経済の変動が激しい情勢となり、県内でも通貨の安定化を図る動きの中で立誠会社の社中5名により第十八国立銀行が設立。「十八」の数字が偶然とはいえ、広がりの良い名であると当時は評判になったと銀行史に記載されています。

次に親和銀行についてですが、明治12年2月、現在の平戸市に旧平戸藩主 によって親和銀行の前身となる第九十九国立銀行が創立されました。当時の平戸は藩籍奉還により、士族の生活が立ち行かない状態となっており、政府から国立銀行設立を勧められていました。髷をやっと切り落としたくらいの武士階級ばかりで、金融機関の組織に賛成する者はまれでしたが、東京の第十五国立銀行設立の発起人で、平戸の藩主でもある松浦氏の鶴の一声で設立。
設立の理由には旧藩士の救済があったといわれています。
九十九という数字は国立銀行として九十九番目だったというわけではなく、松浦氏が九十九島の美景を思い浮かべ、さらに長寿に繋がるめでたい数字として選んだと銀行史に記載されています。

親和銀行のもう一つの源流である九州銀行についてですが、昭和15年8月に3つの組織が合併し佐世保無尽として誕生。その後相互銀行、普通銀行転換を経て九州銀行となりました。
2020年10月、十八銀行と親和銀行が合併し、今に至ります。私達は、これからも地域に根ざし、長崎県民のより一層の発展のために一歩一歩、着実に歩みを進めてまいります。

社名とロゴマークへの想い

株式会社十八親和銀行

弊行の社名は合併した十八銀行の「十八」と親和銀行の「親和」を併せたものになります。
創立当初の数字を残し、県南地区で長年親しまれてきた「十八銀行」と佐世保商業銀行や佐世保銀行といった多くの銀行を集め、和を重んじる精神が込められた県北地区の「親和銀行」の名を残す形となっています。旧両行のこれまでの歴史を大事にしつつ、新しい挑戦を続けています。
十八の「J」と親和の「S」をモチーフにしており、長崎県の県民鳥である2羽のオシドリで構成されています。オシドリは「愛情の細やかさ、愛情豊か」なイメージで地域に密着した親しみある銀行と未来に羽ばたく姿を表しています。
コーポレートカラーは長崎県の花である雲仙ツツジの色であり、親しみやすさや調和を表しています。

経営理念・スローガン

長崎県経済の発展に寄与する「顧客満足度No.1銀行」を掲げており、地域社会の豊かさや持続可能な地域経済の発展への貢献を目指しています。

どんなことに貢献しているの?

経営統合以降、地域の皆さまに統合・合併の効果を還元するための取組みに着手してまいりました。その中でも県北地区においての取組みをご紹介させていただきます。
一つ目はDX推進に向けた取組みです。DXに特化した専門チームを配置し、相談から導入までをサポートし、企業の生産性向上や効率化を図っています。佐世保市と連携し、ITツールを導入する事業に伴う経費補助金制度も新設。促進を図っています。
二つ目は地域商社事業による販路開拓の支援です。長引く新型コロナウイルスの影響から各地での陶器市開催が延期・中止を余儀なくされていることを受けて、グループ会社が運営する「エンニチ」でオンライン陶器市の開催や、県外におけるイベントを開催しています。
三つ目は地域発展に向けた店舗統合跡地の活用です。旧佐世保駅前支店を住宅ローン起点に資産形成や保険の見直しなど幅広い相談にワンストップで対応できる「ライフプランセンター」へリニューアルオープンしました。

また、旧佐世保中央支店跡地を地域経済の発展と社会福祉の増進に寄与する佐世保商工会議所へ貸し出す等地域に貢献した活用を行っています。その他、市内企業と連携したフードドライブなどSDGsの取組み支援も実施しています。
今後も、地域の皆さまから「銀行が合併して本当に良かった」と評価いただけるよう、しっかりと地域金融機関の役割を果たしてまいります。

佐世保の魅力は?

国際色豊かな港まち

日本最大の面積を誇るテーマパーク「ハウステンボス」や島の密集度が日本一の多島海「九十九島」が有名で、かつて旧海軍の軍港として栄えた歴史をもち、海軍基地や自衛隊の史跡も多数存在しています。また、戦後、米軍基地が設置されたこともあり、アメリカの文化も感じられる国際色豊かな港まちです。

会社概要

企業名株式会社十八親和銀行
業種金融業
設立昭和14年(1939年)9月1日
住所長崎県長崎市銅座町1番11号
電話番号095-824-1818
HPhttps://www.18shinwabank.co.jp/

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